弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2012年改訂版)
Guidelines for Surgical and Interventional Treatment of Valvular Haert Disease( JCS 2012)
付記
本ガイドラインが公表されてから10年目に改訂版を出すことになった背景には,弁膜症の外科治療での適応や手術術式において多くの展開が見られたことによる.
機能性僧帽弁閉鎖不全では発生機序を考慮した術式の展開や大動脈弁弁膜症では外科治療の安全性向上による適応の改訂などが含まれる.また,ACC/AHA のガイドラインの改訂がなされたことも重要なことであった.さらに,その後の重要な論文の追加にも気を配ったところである.本ガイドライン改訂版が日本循環器学会の会員のみならず,弁膜症の臨床に携わる多くの先生方にとって臨床現場で活用され,ひいてはこの分野の臨床の質の向上,発展に寄与できれば幸いである.
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