弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2012年改訂版)
Guidelines for Surgical and Interventional Treatment of Valvular Haert Disease( JCS 2012)
1 概説
 上行大動脈瘤を合併する弁膜疾患の中では,病因・病態的に大動脈弁疾患が重要であり,その合併頻度も極めて高い.我が国の集計をみても,真性上行大動脈瘤手術の71%に大動脈弁手術が併設されている36).しかし,一方では大動脈弁に対する手術に際し上行大動脈の拡大を認める場合の同時手術の適応が問題となる.
次へ
Ⅴ その他 > 3 上行大動脈拡張合併弁膜症患者の手術 > 1 概説